ククク…ようこそ我が深淵へ… ここでは諸君の求めるものがある。 そう!混沌だ!! ………要は妄想を持て余した人間が投下場所を作ったという話
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「萌郁、起きろ」
「ん……んぅ……」

 俺の声に反応して、萌郁が悩ましげな声を上げながら、一般的にスタイルがいいと言われるその身をよじる。だが、起きる気配はない。こいつは一度寝ると起きないからな。

「おい萌郁、起きろと言っているだろう」
「んー……岡部、くん?」

 仕方がないので強めに体を揺すると、ようやく反応があった。しかし、その目はまだトロンとしていて、半覚醒と言ったところか。まったく、毎度毎度起こす方の身にもなってほしい。

「あぁ、俺だ。いいから早く起きてくれ」
「……んー……昨日は、ほとんど寝れなかったから……知ってるでしょ……」

 そりゃ勿論知っているが……えぇい、もうラチがあかない。こうなれば、実力行使だ。

「お願い……あと5分……」
「いいから起きろ!! 起きないと……」


「部屋が、片付けられんだろうが!!」
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「それでですね、まゆりちゃんが……」
「まったく……まゆりは学校でも相変わらずか」

 もうすっかりお馴染みとなったコタツの向かいで、ルカ子が楽しそうに話していた。
 話題に出てきた当のまゆりはから揚げが切れたと買出し中。友達がいないせいでいつもココでネットをしている紅莉栖も、珍しく今日は来ていなかった。

 結果として、今ここにいるのは俺とルカ子の二人だけだ。

「まゆりちゃんったら凄いんですよ。今日も体育の時間に……」
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「岡部君」

 ともすれば聞き逃しそうな声で呼ばれた俺は、ディスプレイに向けていた顔を上げる。
 声の主-桐生萌郁-は読んでいる雑誌から半分だけ顔を覗かせて、こちらを見ていた。

「どうした?指圧師……もとい、萌郁よ」

 つい指圧師、と以前の呼び方で呼びそうになる。先日、本人に言われて止めようと決めた所だったのだが。
 余談だが、その態度を見て周りの連中(特に紅莉栖)にいつもからかわれている。これだから色恋大好きのスイーツ脳は困る。
 ハッキリ言って思いっきり誤解なのだが……

「…………」

 当の萌郁は、何故か俯いてしまっている。本に顔を埋めているせいで、表情は見えないが、耳が赤いぞ?

「……む? メールか」

 まぁ、このタイミングで来るということは……送り主は一人だ。


from 閃光の指圧師
sub 名前

最近やっと名前で読んで
くれるようになったね☆
でもそれはそれで恥ずか
しいな(///)  萌郁
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「ん……」

 私がふと目を覚ますと、外から差し込む光は既にオレンジ色に染まっていた。
 いつの間にか寝てしまっていたらしい。最近は日も短くなってきたから、そんなに遅い時間というわけでもないのだろうけど。

「……」
 まだ少し意識が覚醒しきっていない頭で周りと見回すと、ラボにいるのは二人だけ。
 今こうして目を覚ました私と、

「…………ふむ」

静かにノートPCに向かって何かをしている岡部。

「起きたのか、ヨダレティーナよ」
「誰がよっ!? って、え?垂れてる……!?」

 慌てて袖で口元を拭うけれど、特にそれらしき跡がついたりはしなかった。いつものようにからかわれた、と思ったときには口が動いていた。

「アンタねぇ、女の子に対してデリカシーなさ杉」
「ふっ……マヌケ面を晒して寝ているお前が悪い」

相変わらず癇に障る、だけど内心楽しんでいるやり取りは、手を伸ばせば届く距離で行われていて。
……別に、好きで近くにいるというわけじゃないのだけれど。

「しょうがないじゃない。こんなに気持ちいいものだとは知らなかったんだもの……コタツ」

そう、私と岡部は今、コタツに入っているのだ。
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「ふぅ…相変わらずなんという寒さだ」

年の瀬も差し迫る秋葉原。俺は今日久々にラボに顔を出すためにブラウン管工房の階段を登っている。
最後に来たのはクリスマスだったか。まさか親に数日に渡って掃除をさせられるとは思わなかった。
大晦日には実家に帰るつもりなんだから、その時に…とも思ったが、流石に年末に動きたくはないな。
ともあれ、珍しく何日か空いてしまったが、今年ここに来るのはおそらく最後になるだろう。
今年も色々あったが、楽しい一年だった。今までにないほど密度の濃い一年だったが、
その理由はやはりあの夏の出来事だろう。苦しくもあったが、人生で一番濃密な時間だったことは間違いない。
来年もそんな濃い一年になればいいのだが。そう考えながら俺はラボのドアを開けた。
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